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考える細胞ニューロン―脳と心をつくる柔らかい回路網 (講談社選書メチエ) 価格: 1,680円 レビュー評価:5.0 レビュー数:5 様々な脳科学の本を読んだが,本書はその中でも群を抜いてわかりやすい.
入門書としてもオススメだが,ある程度知識がある人にとっても読み物として十分読める.
もちろん一般向けの読み物としても楽しめる.
ただ,この分野を志している若い人であれば,もう一冊ちゃんとした入門書(教科書)を読む必要があるかもしれない.
内容は基礎+理論応用といった感じ.
今流行のMRIなどのイメージングの話は登場せず,動物実験を中心とした基礎事項が網羅されている.
文献一覧があり,さらに詳しく学ぶための道しるべにもなる.
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虹の女神―Rainbow Song (幻冬舎文庫) 価格: 480円 レビュー評価:4.0 レビュー数:9 映画を先に見てから小説を読んだ。
映画とは異なるラスト、さらにあおいの「愛」がわかるシーンは涙なしではみれない。
とにかくあおいの「愛」が不器用すぎる。
そのあたりが映画よりもより詳しくわかる。
さらに智也がよりダメ男になっている。
みているこっちがあきれるくらいの。
とにかく、あおいと智也の距離感がうまくあらわされていていい作品だと思う。
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GENESIS (幻冬舎文庫) 価格: 520円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 主人公、明日香が本当の愛と自分を探して駆け抜ける爽快感の漂う作品でもあり同時に美しい情景描写や巧みな心理描写で癒されます。
個人的に主人公よりも精神病を煩いながらも誰よりも純粋に生き抜いた耀治がとても魅力的でした。
終盤の、ヒデと耀治の2人が兄弟として和解しあうシーンは自然と涙が込み上げてきました。
ラストに耀治は死んでしまうのですが、彼の存在は確実にヒデと明日香に光を与えてくれたと思います。
そして明日香は自分の本当の居場所に気付く事が出来るのです。
「一度河を渡ったら、もう元の岸には戻れない」この耀治の台詞が胸に焼き付いています |
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ガール (幻冬舎文庫) 価格: 520円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 自らの援助交際体験などをベースに綴った話というわりには、キャラクター小説というかドラゴンクエスト的というか、どうもインパクトが弱い。なかなか構成は見事だが、「エクスタシーの裂け目から伸びる真紅の竜の舌が私の肉体を包み込み、拡散する意識が銀の粒子となって」的な表現がやたら多く、どうも少年少女達が抱える心の痛みの深層まで言葉が届いてゆかないもどかしさがある。「精神抜きに語る」という言葉があるが、どうもそんな感じだ。この人の作品は、どれもこんな風なのだろうか。 |
believe 光の響き (幻冬舎文庫) 価格: 480円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 高度6000フィートからの降下。 ギリギリに高まってゆく加速感。 絶望の淵からふと垣間見える、恋。 味わったことのない経験ばかりが綴られているのに、 現実感があって、何故か、なんとなく既視感もあって。 そんな純愛の物語だと、私は思っています。 |